先日、毎日新聞の医療プレミアニュースで掲載された記事されました。
詳細は下記を参照
・毎日新聞・医療プレミアニュースより
「4割が偽物 ネット通販のあやしいED治療薬」
成人男性の4人に1人がED(勃起不全)の問題を抱えています。
もしも自分がEDでは?と感じると、ネットで検索すると思います。
ネットの活用により個人でも簡単にED薬を入手することができますが、
その半分近くが粗悪品やまがい物といった偽物であり、
効果がないだけならなら未だしも、
健康被害を及ぼすことも報告されています。
ネット購入したED薬の40%が偽物と判明
2016年3月~8月、偽造医薬品の実態把握を目的に、
ファイザー、バイエル薬品、日本新薬、二本イーライリリーの4社が合同で調査を実施しました。
日本とタイの調査会社へ依頼、
ED薬(バイアグラ、レビトラ、シアリス)を扱う、
日本向け個人輸入代行業者の計30サイトを対象に行われました。
調査結果では、双方合わせて40%が偽物であることが判明しました。
※過去にも同様の調査が行われており、その際は55.4%が偽物
過去の調査と比較すると、若干の減少はしたものの、
依然ネットでは大量のED薬の偽物が流通している状態です。
偽物はどうして流通するのか
通常であればED薬を入手するためには、
医療機関で処方してもらうしかありません。
医療機関で処方してもらう薬は場所によっても値段は異なりますが、
1錠当たりの相場は1500円~2000円程であり、
やはり費用が高いのでは?といった印象を受けるかもしれません。
病院まで通い、
少し高い費用を出すのが手間だと感じる人は少なくないようで、
そこに着目したのが代行業者です。
※医療薬品の個人輸入は国で認可されています。
大量のED薬を一度に発注することで安価に仕入れ、
販売することができます。
さらに利益を優先した一部の業者(製造や輸入業者)が目を付けたのが“偽物”です。
より安価で販売・仕入れた後、消費者の手に渡ります。
しかし素人である私たちには、
入手したED薬が本物なのか偽物なのかを区別することはできません。
ED薬の偽物は最悪死亡することも
ネットで購入したED薬を発端とした健康被害は後を絶ちません。
その件数はそうとうな数で軽度なものから重度に至るまで無数に存在します。
シンガポールでは、
死亡や昏睡といった重症例が毎年100件近く報告されています。
日本では、同様の報告があり、間質性肺炎や昏睡といった症状や、
最悪死亡例も報告されています。
死亡した男性の衣類からED薬の偽物が発見されたという事例もあることから、
決して他人ごととは言えないでしょう。
なぜ偽物で健康被害が起こる
ED薬が健康被害を引き起こす理由は製造過程にあると思われます。
製造所の床は掃除をしないため汚れており、
機械は錆にまみれています。
そんな環境で製造されていれば、
途中に不純物が混入しても不思議がありません。
さらに、一部工場では覚せい剤の密造もされているため、
誤ってED薬に混入する可能性もあります。
そんな環境で製造されたものを私たちはネットで購入しているため、
多くの被害報告がでているのです。
あなたの安心を優先するなら病院へ
ネットで何でも手軽に購入できてしまいます。
今回のED薬もその1つです。
ですが、安いから手軽に購入できるからといった、
安易な考えで買うことは、
大変に危険であることは説明させて頂きました。
やはり病院へ行き、あなた自身に適したED薬を処方してもらう方が、
健康のためにも、ED治療にも1番効果的です。
おわりに
オトコラボではネットでの医薬品を推奨しておりません。
しかし、否定しているわけでもありません。
正規ルートを活用している購入サイトもあるためです。
しかし、どのサイトなら絶対に安全ということは、
今回の調査でわからなくなっています。
全てのサイトで安心した医薬品を入手できるようになるまでは、
医療機関での処方をオススメします。
ED薬の本物と偽物の区別する方法に関してはこちらを参照
≫ネットで購入したED薬の40%が偽物!?②~本物と偽物は区別できる!?
オトコラボ-OTOKOLAB-
参照元:ED治療薬の個人輸入が危険な理由